サンシティ・テレビ共同視聴設備(デジタルテレビ対応)更新
2008年8月追記
情報通信部会
テレビ共同視聴設備(デジタルテレビ対応) 2005(H17)年12月完了
2000年12月から開始され、サンシティ全棟に導入された光ケーブルは、NTT電話回線として全棟の電気室までの光ケーブル網が敷設された。同時にインターネット接続はいち早く光接続のホームPNA方式から始まり、
順次、転送速度の向上化が図られ、現時点でマキシマムエフォット100Mbpsのインフラとして整備された。
同時期(2000年12月)に衛星テレビ放送のデジタル配信が開始され、視聴体験を行い、その視聴可能な環境整
備の必要性と重要性を認識した。
この様な時期にサンシティのテレビ共同受信設備は既に20年が経過して、通常の更新必要時期に達して定期的な保守管理でも防ぎきれない突発的な故障にも見舞われ、早期の設備更新を念頭に置いてデジタルテレビ視聴も含めて設備更新の検討が進められた。
2002年度には関係企業からの提案も含めて具体的な検討を重ね、2003年度には複数社からの見積り提案を受け、具体的な内容と費用の検討も行われた。
サンシティ構内地下に張り巡らせれた光ケーブル導管の調査、回路の検討、導入方式の絞込みを行い、最後に既設マンションの多くが導入している外壁から引込む「ダイレクトワイアリング方式」と新規マンションなど同じく壁内の配線を使用する「セントラルワイアリング」方式の比較を行った。壁内同軸ケーブルのデジタル放送用の高周波帯域への適用可能性判断に苦労をしたが、NHKの協力も得てこの後者の方式に絞り込んだ。
同年2003年12月には地上デジタル放送も開始された。従来のアナログ放送廃止の2011年7月まで充分な時間があるので当初は急ぐ事はないとの意見も多かったが、2004年度には現実に高画質・高機能をつぶさに 体験する機会も多くなり、合意作りも進んだ。事業者の選定を行い具体的導入方式と投下費用を決めて2004年3月の全体総会で承認を得た。
2005年度は、具体的な工事方法と改修日程を確定。2005年末に更新した新設備で従来のアナログテレビは勿論、デジタルテレビの視聴も出来る様にする方針の下に展開した。
全住戸内の全テレビ壁端子をデジタル対応型に交換する作業は、全住戸の都合を伺い、協力を得て、全体が苦労を重ねて実施した。これ以外にも多くの協力を頂いた。
改めて協力頂いた区分所有者・居住者に御礼を申し上げます。
従来からのサンシティ独自の小規模CATV方式を大規模なCATV方式として地上・衛星アナログ放送と地上デジタル放送、各種の有料放送はJ:COM関東板橋局からの配信に頼り、衛星(BS)デジタル放送はサンシティで受信配信を行うBS-IF方式とした。通常のCATVではセットトップボックス(STB)を必要とするが、サンシティ方式では無料放送は受信すべきチューナー内蔵テレビ受像機(通常のデジタル対応テレビ)であればSTBを使用せづに視聴可能な便利な方式とした。
集合住住宅の場合、色々な希望や考えの方々にも受入れられて、将来的にも通用する設備を導入する事の重要性を痛感した。
今回の共同視聴設備では、従来のNTT専用光ケーブルとは別にCATV用光ケーブル網をサンシティ構内に張り巡らし、外部からのCATV用光ケーブルを接続してCATVの配信を行うと同時に、敷設した複芯光ケーブルの一部をサンシティ独自に使用できるようにした。
このサンシティ用光ケーブルは、今後、益々必要性が高まる火災報知・非常・緊急連絡網への応用や構内通信網などへの活用が可能だ。従来からある非常警報ボタンは、今や時代遅れで利用されることもない状態で、これに変わり将来に亘って有益な情報通信設備構築に繋げて行く事ができる。
その実現に向けて機を失する事無く実行計画中。
サンシティ構内地下埋設光ケーブル網
居住者のページ→衛星・地上デジタルTVとサンシティ参照
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